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2025年度第2回QMS-H研究会 中間シンポジウム@埼玉病院
2025.09.08イベント報告
2025年9月6日(土)、独立行政法人国立病院機構埼玉病院において、「TQMによる医療の質向上」をテーマとしたシンポジウムが開催された。
埼玉病院の方より開催の挨拶が行われ、その後、会場運営に関する案内がなされた。続く業務改善発表では、同院における4つの先進的な改善事例が共有された。
臨床検査科からは「外来採血室における待ち時間短縮」の取り組みが報告され、受付時間の前倒しと動線改善が大きな成果に寄与したことが紹介された。一方で、スタッフの勤務負荷増が課題として議論された。看護部3A病棟からは「NICUにおけるPX向上」の取り組みが発表され、アンケート取得やジャーニーマップ作成を通じた患者視点の可視化が注目された。
また看護部より「身体拘束最小化」をテーマに、QOL尊重と安全管理の両立を図る改善策が共有された。承諾書の新設やセンサー活用の効果が議論されつつ、転倒リスク管理とのバランスが重要課題として指摘された。最後に、TQM推進室より「TQM実践賞受審に向けた病院方針管理」の取り組みが発表され、多部門協働・水平展開強化に向けた改善戦略が活発に議論された。
休憩を挟み、7グループに分かれて病院見学ツアーを実施した。現場スタッフによる詳細な説明のもと、安全・効率性を意識した設備や動線設計、改善活動の事例が紹介され、参加者から高い関心が寄せられた。
後半では、企画運営委員会および3つのGR活動(総合評価指標/維持・継承/教育)の進捗報告が行われ、特に総合評価指標に関しては活動列挙・効果検証の枠組みが議論された。また、維持・継承の取り組みでは、他病院との比較による学習と適用可能性の見極めが課題として共有された。